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▲移動軌跡 地図左上の+(zoom in)-(zoom out)、右上のMAP(地図)・Satellite(航空写真)等で画面を切り替えてご覧ください。拡大地図も、ご利用になれます。1 2
一日目
2009.11.23 「starting grid」
走行距離46.14km  高度表 1 
移動場所
 京都府京丹後市網野町網野→兵庫県豊岡市城崎町湯島
9:00 a.m.
2009年11月23日 、「さ・ね・と・り」の旅、第1日目の始まりです。
丹後在住のギタリスト・山崎昭典氏と共に集合場所に伺うと、「昭男さんが10年来計画してきた旅を、とうとう決行する」ということもあり、早くも地元の方々やNHKの取材クルーが待機していました。昭男さんのテンションも、なんだか高めです。

今回同行するベルリン在住の映像作家・小金沢健人さんは、前日の23時、
Los Angeles→関西空港→網野町と強行スケジュールで到着したため、幾分疲れているようにも見えましたが、「大丈夫です」と力強い言葉。二人とも、本当にやるつもりです。

しかし、この時点で旅のスケジュールは、ほぼ白紙。どれくらいの日数を要するのか、どのルートを通るのか、今日どこに泊まるのか、はたして2010年の正月を迎えれるのか…。事前に知らされているのは、出発の一週間前に届いた「さ・ね・と・り」の冊子に書かれていた、訪問予定所一覧のみでした。

そんなことが頭の中を駆け巡る中、平静を装いつつ黙々とカメラのシャッターを押していると、出発の時間に。自転車にオイルを注入、空気圧をチェックし、二人ともスターティング・グリッドへ。10:00 a.m.出発となりました。
 
10:05 a.m. 
京都府京丹後市網野町網野
 緯度35.685866 経度135.032073
次に一行が向かったのは、
エスニック 雑貨とスウィーツカフェで親しまれている「Kanabun」。
20人を越える方々が集まり、まるで壮行会のようになりました。やはり皆さん、旅のことが心配です。

一人一人挨拶を交わす間にも、昭男さんは新聞社の取材に対応したり、雨具の点検や自転車に空き缶をつけたりと、なにかと忙しそう。

この日は特別に茶碗蒸しを作っていただき、出発前の腹ごしらえとなりました。
昭男さんはさらに上機嫌になり、そのまま石打ちのパフォーマンス。
「みなさん健康で。お店も繁盛を!!」とサウンドでの御返しをされました。

10:54 a.m.
出発の時間が近づくと、皆さん一人一人と握手をし全員で記念撮影。

「盛り上がったところで、じゃあ行ってきま~す!」と自転車のベルを鳴らし、
空き缶をカランカランと町中に響かせながら、小金沢さんと共に次のポイントに向けて出発しました。

それは、出発の狼煙とも言える風流な情景でした。
   
11:14 a.m. 
京都府京丹後市網野町下岡 緯度35.667695 経度135.024797

空き缶の音で町中に出発を知らせながら、途中郵便局に寄り、次に訪れたのはKTR網野駅前にある「EccePanis」。
既に お店の入り口には、「11時より貸切にさせていただきます」と書かれています。

二人は、この日の昼食となるエビフライ定食を頬張りつつ、EccePanisの方々や次々にやってくる地元の皆さんから、お箸やカイロなどたくさん旅の物資を頂いていました。

デザートも食べ終え、束の間の休息をとりつつ、EccePanisの皆さんと写真撮影を楽しむことに。昭男さんも、終始ご機嫌。

12:32 p.m.
外に出ると、旅の先行きを暗示するかのごとく若干の雨が降り始めていましたが、
皆さんに見送られ、本格的に「さねとり」の旅のスタートとなりました。

ここで、山崎昭典氏およびMusic of New Reference・富山裕之氏とも、しばしのお別れ。